勇気のでる事例検討会(第17回YOUのPCAGIP事例検討会)のご報告

 令和元年9月12日(木)「勇気のでる事例検討会(第17回YOUのPCAGIP事例検討会)」を開催し、無事終了いたしました。当日はご参加いただき誠にありがとうございました。

 簡単ではございますが、事例検討会の様子をご報告いたします。

 

 計9名の参加者の皆様と一緒に、2019年2回目の事例検討会を開催しました。

 

 今回もPCAGIP事例検討会に初めて参加される方がおられ、まずはファシリテーターより「PCAGIPの内容とルールの説明」「受容すること」等を導入の説明させていただきました。

 参加者の緊張を解きほぐす目的で実施しているアイスブレイクを経て、事例検討会が始まりました。

 

 今回の事例は、事例提供者の方が「未だにどうすべきだったのか悩んでいます」という過去の出来事を取り上げさせていただきました。脊髄損傷を有する男性で、生活行為のほとんどをヘルパーの介助に依存してしまっているとの事でした。また選択や掃除等のサービスに対して事細かく指摘があり、その間に対象事例の方は趣味活動に勤しんでいるとのことでした。

 

 「自分のことはできる限り自分で行ってもらいたい」という生活介護支援者の思いと、「サービスを利用して自分がしたい生活をしたい」という対象者の考えに大きな相違があり、「あの時どうするべきだったのか」「どちらの考えが正しかったのか」と悩まれていました。

 

 参加者が事例提供者に様々な質問を重ねるにつれ、対象者の病前の生活や思いなどに焦点があたるようになり、参加者全員が「もし自分が対象者だとしたら」という思いを共有する形となりました。

 

 最後のまとめでは、参加者の皆様よりアドバイスや感じたはことを話していただく時間を取ります。「自分がこの立場だったら趣味活動を優先してしまうかもしれない」「障害受容の難しさを感じた」等、様々な意見がありました。前回に引き続き、今回の事例提供者はPCAGIP初参加でしたが、質問に丁寧に対応してくださり、無事に「第17回 勇気のでる事例検討会」は終幕いたしました。

 

 PCAGIP法は従来の事例検討とは異なり、綿密に作成された資料や事前準備を必要としません。事例提供者の中にある自己解決能力や前向きな気持ちによる「気づき」を促す検討法です。

 参加者全員で一つの事例に向き合い、参加者の質問を通して事例提供者自身の気づきが促されることで、悩んでいたことに対して勇気をもって取り組むことができる、そのような「勇気のでる事例検討会」を作り上げていきたいと思っています。

 

 2019年度の「勇気のでる事例検討会(YOUのPCAGIP事例検討会)」は11月14日(木)に実施予定です。次回が2019年度最後の検討会となります。

 初参加の方がいればPCAGIPの説明を必ず行っていますので、興味のある方はお気軽にご参加ください。

 

お問い合わせは、 

YOU医療保健福祉研究所 地域調査研究センターYOU 担当:長濱・吉田 までお願いいたします。       TEL:072-747-2021    E-mail:npo_you@bcb.bai.ne.jp

 

事例検討会の様子